「口がぽかんと開いている」「姿勢が悪い」「話し方が気になる」「食べるのが遅い」
お子さんにあてはまることはありませんでしょうか?

2018年に「口腔機能発達不全症」の保険治療が開始されました。漢字ばかりで??となりそうです。少子社会において、お口・歯科に関する意識の高まりもあり、お子さんの”むし歯”はかなり減少しています。しかしながら、お子さんが”食べる””話す”といった、生きるうえであたりまえと考える力が、実は不足している子が増えております。

なぜこの治療が重視されているかというと、成長期に必要な介入を行う事で、一生にわたるお口の機能の基礎を作り上げること、高齢社会においてもしっかりとした力を残す可能性を高めることが求められているからです。以下にイメージを示します。

乳幼児期に適切な介入を行う事で、通常の機能を獲得することが目的となります。

実際には、遺伝的な問題などにより、歯の矯正治療が必須となるお子さんもいらっしゃります。しかしながら、この保険治療をあらかじめ取り入れておくことで、スムーズに矯正治療へ移行することもできるため、少しでも不安に思われる方はぜひご相談いただけたらと思います。

治療の際には問診票を記入いただきます。

”食べること””話すこと””お口まわりの癖”について確認いただきます。

ひとつでもあてはまる場合には要注意です。

当院では離乳完了後のお子さんを対象に治療を実施しております。あくまで目安ですが、

・初回検査、治療計画立案
・月に1回、6か月を目安にトレーニング

がサイクルとなります。むし歯予防のフッ化物塗布や、むし歯の治療と並行しても実施可能です。

ちょっとでも気になる場合は遠慮なくご相談ください。